診療・各部門
当科の特色
地域の中核病院として、消化器疾患全般にわたる質の高い診療と最先端の治療を目指します。消化管に対する内視鏡的診断・治療をはじめとして、外科・放射線科との緊密な協力体制のもとに対応します。
1.表在型食道がん、早期胃がん、早期大腸がんの内視鏡治療
表在型食道がん、早期胃がん、胃ポリープ(大きい過形成性ポリープなど)、大腸ポリープ、早期大腸がんなどに対して積極的に内視鏡治療を行っています。
内視鏡を使った治療法には、スネアと呼ばれる金属の輪を病変部に引っ掛け、高周波電流を流して切り取る内視鏡的粘膜切除術(EMR)や、専用の処置具を使ってより大きな病変を剥がす内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などがあります。
2.上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
上部消化管内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)は、地域の医療機関の先生方からの直接のご予約が可能です。また、当院では苦痛を軽減する内視鏡検査を受けていただけるよう、重篤な疾患をお持ちで無い患者さんにセデーション(意識下鎮静法)を施しています。セデーションは、鎮静剤を静脈注射することにより苦痛を軽減するものです。感覚的には“電車の中で居眠りしている感じ”のぼんやりした感じで内視鏡検査を受けていただくものです。
検査終了後はベッドに横になったままリカバリー室へ移動し、そのまま30分~1時間ほどお休みいただきます。鎮静剤が効いた状態で歩いていただくことはございませんのでご安心下さい。
鎮静剤の効果が完全に消えるまで半日ほどかかりますので、検査後にボーッとした感じがしばらく残ります。検査日当日の自動車や自転車等の運転は絶対にお止めください。
なお、以下の注意事項についても必ずお守りください。
鎮静剤使用後に関する注意事項について
「80歳以上の患者さんや、80歳未満でも日常生活動作の低い患者さん」については、必ず付添の方と同伴で来院(帰宅)して下さい。
検査終了後、30分~1時間は院内で安静にしていて下さい。
検査日当日の自動車や自転車等の運転は危険ですので、お止めください。
*上記1~3が難しい患者さんは無鎮静で検査もしくは、入院して検査します。
3.下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡)
下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡)では、直径約1cmの内視鏡を肛門から挿入し、主に大腸の内側を観察します。
消化管内部を詳細に観察して診断を行うほか、様々な医療器具を挿入し、病変部を採取・切除するなど、処置や治療も行う場合があります。内視鏡による検査は、「がんか、がんではないのか」の判定だけでなく、がんだった場合には、その深さやひろがりを診断し、治療方針を決めることに役立ちます。
内視鏡を用いた治療としては、消化管では、ポリープや早期がんの切除を行っています。外科手術と比べて、患者さんの体への負担が非常に軽く、なおかつ根治を目指す治療を行うこともできます。