MRI検査

当健診センターのMRI装置のご紹介

当院では、Vantage Galan 3T / Focus XG Edition(キヤノンメディカル システムズ社製)を導入しています。 AIを用いた画像再構技術『AiCE』と高速化技術を融合させること により、短時間で高画質な画像を提供できる装置です。 開口系71cmにより開放感があり、閉所恐怖症の方や小さなお子様、 高齢の患者様にもリラックスして検査を受けて頂けます。 装置だけでなく検査室の内装も落ち着いた空間を演出するために、 青と白を基調としたデザインを採用しており、さらにMRシアターとの相乗効果で、よりリラックスして検査を受けていただける空間 を実現しました。

 MRA、MRI検査磁気共鳴断層撮影装置を用いて、脳実質や血管の状態を調べます。くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の早期発見が可能なほか、脳梗塞、認知症の原因となる脳の萎縮など脳の疾患が検出できます。高血圧、糖尿病など、動脈硬化を促進する危険因子のある方、慢性的な頭痛のある方、以前に手足のしびれや麻痺、ろれつが回りにくいなどの自覚症状を感じたことのある方にお勧めします。また、脳の病気には発症前に自覚症状がなく、突然の発症で死に至ったり、重度の後遺症を残すものもあるので、機会があれば一度、ご受診をお勧めします。

全身MRIがん検査は、MRIの高性能化によって可能となった全身のがん検出を目的とした検査です。悪性腫瘍が細胞密度の高いことに注目し、細胞間の水の動きをもとに悪性腫瘍を高信号として描出します。1度の検査でほぼ全身の臓器を調べることができます。同様の全身がん検査を行うPET-CT検査と比較すると被ばくや注射、食事制限が無く、受診される方への負担も軽減されています。全身MRIがん検査はPET-CT検査と比べ、腎がん、尿管がん、膀胱がんの診断に適しています。

MR 胆管膵管撮影(MRCP)は、MRIを使用して膵管・胆管を描出する検査です。検査薬(鉄製剤)を飲んで検査を行うため、健診コースとは別の日に行う必要があります。この検査は膵ぞうがんや胆のうがんの早期発見や、他のすい臓・胆のう疾患の発見にも有効な検査です。特に膵がんの家族歴のある方は一度検査をお受けになってはいかがでしょうか。当院には内科系・外科系それぞれに肝臓、胆のう、すい臓の専門医がおり、異常が見つかった場合にはすぐに相談、診察が可能な院内体制を構築しています。