当院において、前立腺生検の検体取り違い事故が発生致しましたので、ご報告申し上げます。
今年の1月、当院にて男性患者お二人に前立腺生検を実施いたしました。
お二人のうちお一人はがんが無いものと診断いたしましたが、もうお一人についてはがんが有るものと診断して他の医療機関に検体を添えてご紹介し、
今年の3月に前立腺摘出手術を受けて頂きました。
ところが同医療機関で術後検体の病理検査を行ったところ、がんが見当たらないとの報告をいただきました。
そこで当時の状況について詳細な調査を行いましたところ、当院内において前立腺生検の検体の取り違いが起ったものと判断いたしました。
患者様とご家族の皆様に心からお詫び申し上げますとともに、日頃より当院をご利用いただいている皆様及び手術を実施された当該医療機関に
ご心配とご迷惑をおかけ致しましたことをお詫び申し上げます。
当院では今回の事例の検証を行い、対応策を実施し、再発防止と安全で安心な医療の提供に向け取り組んで参ります。
JCHO東京高輪病院
院長 山本順司