NSTは患者さんの栄養状態の改善に努めることを目的に、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士など多職種が協力して、より安全かつ有効な栄養療法を行なうための医療チームです。
栄養管理はすべての治療の基本となります。食事の対応、経腸栄養や静脈栄養などルートを含めた適切な栄養管理方法の提言を速やかに行い、支援ができるよう取り組んでいます。
当院NSTの特長
当院はせんぽ東京高輪病院時代の2004年8月31日、第一回日本静脈経腸栄養学会 NST稼動施設として認定されましたが、それ以前より栄養サポートチームとして活動してきました。
私たちは「タイムリーに対応する」「できる」をモットーとし日々活動しています。
多職種がスキルを高め、各自の仕事にプライドを持ち、仲間を尊敬することがチームの活動では重要であると考えています。
各部署での啓蒙活動や連携により、NST以外の看護師から相談や連絡も増え、より早く患者さんの情報を共有し介入ができるようになりました。経腸栄養・静脈栄養管理の患者さんに対しても積極的に介入し総合的な栄養管理に取り組んでいます。地域包括支援においても、栄養管理の重要性を感じ地域に向けての情報発信を開始しています。
組織構成図
活動内容
- NSTカンファレンス
- 回診 (外科系・内科系・脳外科)の実施 各1回/週
- 院内教育の実地 1回/月
- NSTニュース作成・配布
- 地域包括支援のための医療従事者に向けての勉強会
- 各学会参加・発表(日本静脈経腸栄養学会、褥瘡学会、臨床栄養学会他多数)
- NST専門療法士資格取得支援 資格取得者9名(H29.4現在)
- 他院との協働(城南NSTなど)