平成30年度 独立行政法人地域医療機能推進機構東京高輪病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 15 55 197 206 403 492 720 962 1014 298

院は、交通の要衝でもある品川駅から最も近い総合病院であることから、近隣の住民の皆様だけでなく、かかりつけの先生方、救急隊、企業、公共諸施設やホテルなどからの患者様も多く、地域に根ざした「地域のための病院」を目指しています。
昨年までは、70歳代以上の患者数と、20歳代~60歳代の働く世代の患者数がほぼ同率でしたが、今年度は70歳以上が52.1%を占め、80歳以上でも30.1%と高齢者の入院が多くなっています。
30歳未満の患者数の合計を、90歳以上の入院患者数が上回る結果となりました。

【定義】
・平成30年4月1日~平成30年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・労災保険、自動車自賠責保険、自費等の患者さんは集計対象外です。また、入院後24時間以内に死亡した患者さん(来院時心肺停止を含む)も集計対象外となります。
・一般病棟に1回以上入院した患者さんを、入院した時点での年齢で集計しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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【内科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100XX01XX0X 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし 219 2.43 2.67 0.00 64.42  
050050XX99100X 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術処置等1 1あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 180 3.01 3.01 1.11 67.39  
050130XX99000X 心不全 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 88 20.72 17.66 5.68 83.70  
050050XX02000X 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術処置等1 なし、1,2あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 77 3.97 4.47 1.30 67.29  
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 66 25.97 20.92 12.12 87.55  

■内科
循環器内科 対象疾患:狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症、不整脈、高血圧症、心不全 など
消化器内科 対象疾患:消化器疾患(胃・食道・大腸の早期/進行癌、大腸ポリープ、炎症性腸疾患、大腸憩室出血・憩室炎、腸閉塞肝疾患(急性/慢性ウイルス性肝炎、脂肪肝、自己免疫性肝疾患(自己免疫性肝炎・原発性胆汁性肝硬変等)、肝硬変、肝細胞癌胆膵疾患:胆石症(胆のう、胆管)、胆道癌(肝内、肝外、胆のう)、硬化性胆管炎、膵炎(急性・慢性・自己免疫性)、膵疾患(IPMN)、膵癌
呼吸器内科 対象疾患:閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺腫瘍、呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群、呼吸器感染症、腫瘍、胸膜炎等
腎臓内科 対象疾患:腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病(CKD)、急性腎障害(AKI)、電解質異常、その他の血液浄化療法(アフェレーシス)が必要な疾患 等
糖尿病・代謝内科 対象疾患:糖尿病

循環器内科では、虚血性心疾患及び末梢動脈疾患について、カテーテル検査治療はもちろんですが、全身の動脈硬化について評価・治療し、再発及び長期予後の改善に努めています。その中でも、心臓カテーテル検査・治療目的の入院が最も多く、350件を施行しています。

消化器内科では、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の患者数も多くの症例を実施しており、内科入院症例の上位を占めています。また、肝疾患、胆膵領域を得意としており、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)下での胆管ドレナージ、胆管結石治療、経皮経胆胆道ドレナージ(PTCD)、超音波内視鏡(EUS)、超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNA)、EUS下での仮性嚢胞ドレナージなどの、 内視鏡的な検査や治療を多く行っています。さらに、膵石に対するESWL(体外衝撃波結石破砕術)も施行可能です。
肝臓領域では、肝細胞癌に対する動脈塞栓術(TAE)など、病態に応じた治療を行っています。

呼吸器内科では、画像による形態、気管支鏡、局所麻酔下胸腔鏡、CTガイド下肺生検などと肺機能検査・呼気ガス分析等による機能生理的側面から総合的に確実な診断と適切な治療を目指しています。
入院治療では、専門的治療として患者さんの高齢化にともないこの定義での集計では、誤嚥性肺炎が66名と多く平均年齢も87.55歳となっています。 平成28年度診療報酬改定により、市中肺炎のDPCコードが細分化されたことにより同一のDPCコードでの集計がなされず、誤嚥性肺炎のその他の患者さんと併せて213件と多くの患者さんが入院されています。

腎臓内科(人工透析)では、腎センター(人工透析室)を併設しており、入院患者さんの多くが当院で維持透析を受けられている患者さんとなります。最も多い慢性腎臓病(CKD)での入院は、慢性腎臓病による血液透析、腹膜透析の導入・検査目的や経皮的シャント拡張術・血栓除去術のための入院となります。

糖尿病・代謝内科では、糖尿病の教育入院や合併症のインシュリン注射療法入院、血糖値の高い患者さんのコントロール入院目的の症例が多くを占めています。医師だけでなく、糖尿病認定看護師、管理栄養士、薬剤師など各分野のスタッフが協力して患者さんにより良いチーム医療の実践を心がけています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010XX02X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術処置等2 なし 41 7.15 6.23 0.00 58.39  
090010XX01X0XX 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術処置等2 なし 40 8.85 10.59 0.00 56.48  
060160X001XXXX 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 38 5.66 4.96 0.00 69.95  
060335XX02000X 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 22 6.64 7.30 0.00 52.86  
060102XX99XXXX 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 19 7.16 7.75 0.00 52.63  

■外科
対象疾患:消化器外科(食道、胃、大腸肛門、胆嚢、肝臓、膵臓など)、乳腺・甲状腺外科、下肢静脈瘤

外科では、乳腺手術目的での入院が多く、よしもとブレストクリニック(吉本賢隆医師・港区赤坂)と手術連携をしており、毎週合同で手術を行なっております。乳房温存手術を中心にすえて、手術侵襲の軽減に努めています。希望の方は女性医師を指定することができます。形成外科と協調し自然で美しい乳房再建も行っています。
消化器疾患では、消化器内科との緊密な連携で肝胆膵チームとして迅速は判断・治療を心がけており、安全性と根治性を考慮のうえ、適応のある方は積極的に腹腔鏡下手術を行っています。
胆嚢胆石症疾患では、腹腔鏡下胆嚢摘出術を基本として、さらに創を小さく、少なくしていく取り組みを行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【整形外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800XX01XXXX 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 70 43.93 26.30 45.71 83.24  
160760XX97XXXX 前腕の骨折 手術あり 65 6.28 5.68 0.00 59.43  
160690XX99XX0X 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 定義副傷病 なし 54 46.20 19.61 5.56 83.70  
160780XX97XX0X 手関節周辺の骨折・脱臼 手術あり 定義副傷病 なし 31 6.03 4.13 0.00 42.87  
160700XX97XX0X 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病 なし 28 4.61 6.07 0.00 39.93  

■整形外科
対象疾患:外傷(骨折、神経損傷、筋腱損傷、切断指など)、運動器の変性疾患(変形性関節症、脊椎症、絞扼性神経障害、肩関節周囲炎、テニス肘など)、スポーツ外傷・障害、骨粗鬆症

整形外科では、救急搬送や他院からの紹介による骨折の患者さんが多く入院しています。高齢者に多い、大腿骨頚部骨折の手術目的や転倒、骨粗鬆症などによる胸腰椎圧迫骨折治療目的患者さんの入院が多くを占めていますが、以前からの手外科、上肢外科の分野においては、関東の広い範囲の診療期間から紹介を頂いていましたが、それに加え、スポーツ外傷の紹介症例も増えてきています。
また、股関節大腿近位骨折の症例については、当院治療終了後もリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【形成外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180060XX97XXXX その他の新生物 手術あり 30 2.33 6.33 0.00 51.27  
070010XX010X0X 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術処置等1 なし 定義副傷病 なし 11 2.73 5.59 0.00 55.18  
160200XX0200XX 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし - - - - -  
020230XX97X0XX 眼瞼下垂 手術あり 手術処置等2 なし - - - - -  
080010XXXX0XXX 膿皮症 手術処置等1 なし - - - - -  

■形成外科
対象疾患:外傷(切創、擦過創、挫創、裂創、刺創、咬創など、軟部組織損傷一般)、熱傷、顔面骨折(前頭骨、眼窩骨、鼻骨、頬骨、下顎、上顎骨骨折など)、母斑、良性腫瘍(粉瘤、脂肪腫、石灰化上皮腫、類皮嚢腫、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、舌下腺腫瘍)、血管腫、悪性腫瘍切除後の再建(乳房再建その他の即時 / 二次再建)、瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド、褥瘡、難治性潰瘍、リンパ浮腫(外科療法〈リンパ管静脈吻合〉が適応になる方) 等

形成外科では、皮膚の良性腫瘍の摘出術(その他の新生物)や軟部組織の良性腫瘍摘出術の手術目的の入院症例が多く、美容外科も担当する医師が手術を行っています。
救急医療にも積極的に対応していることから、鼻骨骨折や頬骨骨折などの顔面外傷の入院が多く、平均年齢も若い患者さんが多く入院されてます。
また、外科と協調し乳房切除後の再建術も行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【脳神経外科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060X2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 4あり 定義副傷病 なし 重症度等 発症前Rankin Scale 0、1又は2 28 20.14 16.18 28.57 73.07  
160100XX99X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 25 23.40 7.35 12.00 70.76  
010040X099000X 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 21.4 18.72 50.00 57.50  
010230XX99X00X てんかん 手術なし 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 2.92 7.28 0.00 49.92  
160100XX97X00X 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術処置等2 なし 定義副傷病 なし 12 16.92 9.69 0.00 65.25  

■脳神経外科
対象疾患:<脳疾患>脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍、頭部外傷(脳挫傷、頭蓋内出血)、慢性硬膜下血腫,正常圧水頭症など脳器質的疾患、頭痛、めまい、手足のしびれなど
頚椎変性疾患(頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア)、胸腰椎変性疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症)、外傷(脊椎損傷、脊椎圧迫骨折)
<脊椎脊髄疾患>頚椎変性疾患(頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア)、胸腰椎変性疾患(腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症)、外傷(脊髄損傷、脊椎圧迫骨折)

脳神経外科では、地元救急隊と密接に連絡を取り、他科の協力を得ながら救急医療に鋭意取り組んでおり、症例としては、脳梗塞、頭部外傷の患者さんが最も多く、発症直後の救急隊からの速やかな受け入れと院内のスムーズな連携で早期に治療を開始しています。
急性期の脳神経リハビリテーションに対応したスタッフを備えており、理学療法、作業療法、言語療養を行い、継続的にリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。
脊椎脊髄疾患にあたっては、頚椎や腰椎の変形疾患に対しする手術、胸腰椎圧迫骨折に対する手術などを行っています。
また、数年前から機能的脳神経外科分野にも取り組んでおり、脳卒中後や頭部外傷後の筋緊張亢進(痙縮)や疼痛に対して、バクロフェン髄注療法、脊髄刺激術なども施行しています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【皮膚科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010XXXX0XXX 膿皮症 手術処置等1 なし 14 17.71 12.51 0.00 59.14  
080020XXXXXXXX 帯状疱疹 11 9.18 8.98 0.00 78.27  
080100XXXX0XXX 薬疹、中毒疹 手術処置等1 なし - - - - -  
050180XX99XX0X 静脈・リンパ管疾患 手術なし 定義副傷病 なし - - - - -  
070520XX99XXXX リンパ節、リンパ管の疾患 手術なし - - - - -  

■皮膚科
対象疾患:アトピー性皮膚炎、帯状疱疹(ヘルペス)、接触皮膚炎(かぶれ)、皮脂欠乏性湿疹(乾燥性湿疹)、乾癬、脱毛症、尋常性ざ瘡(にきび)、真菌症(水虫など)、いぼ、熱傷、皮膚良性・悪性腫瘍(ほくろ、老人性ゆうぜい、粉瘤、日光角化症、基底細胞癌、Bowen病など)、水疱症、ウィルス性発疹症、中毒疹、薬疹、蜂巣炎、褥瘡、血管炎、しみ、腋窩多汗症 など

皮膚科では、四肢のその他の部位の蜂巣炎及び帯状疱疹での点滴治療目的での入院が全体の70%以上を占めています。
急性膿皮症は、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌感染症である蜂巣炎や丹毒などです。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【眼科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110XX97XXX0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度等 片眼 248 2.01 2.84 0.00 75.49  
020220XX97XXX0 緑内障 手術あり 重症度等 片眼 - - - - -  
020240XX97XXX0 硝子体疾患 手術あり 重症度等 片眼 - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

■眼科
対象疾患:白内障、緑内障、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、閉塞隅角症、他

眼科では、超高齢化社会を迎えるにあたり、加齢による眼の病気である白内障や緑内障を発生している人は増加しており、診断と治療に注力しています。
また、高血圧・動脈硬化・糖尿病などの全身疾患に伴う網膜症の診断・治療にも、各科と連携しながら診療を行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【耳鼻咽喉科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400XX99XXXX 前庭機能障害 手術なし 11 4.45 5.10 0.00 57.82  
030240XX99XXXX 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - - - -  
030428XXXXXXXX 突発性難聴 - - - - -  
030390XX99XXXX 顔面神経障害 手術なし - - - - -  
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 - - - - -  

■耳鼻咽喉科
対象疾患:耳鼻咽喉科疾患

急性期疾患では、めまい、突発性難聴、末梢性顔面神経麻痺、急性扁桃炎や扁桃周囲膿瘍などの感染症に対しての入院での治療が多くなっています。
また、外科的手術は、慢性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎などの副鼻腔疾患や習慣性扁桃炎などの咽頭疾患、声帯ポリープなどの喉頭疾患を中心に手術を行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【泌尿器科】

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012XXX040X0X 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術処置等1 なし 定義副傷病 なし 44 2.55 2.72 0.00 57.25  
110070XX0200XX 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術処置等1 なし 手術処置等2 なし 26 8.65 7.20 0.00 76.81  
110080XX991X0X 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術処置等1 あり 定義副傷病 なし 16 3.44 2.53 0.00 69.88  
110200XX02XXXX 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 - - - - -  
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病 なし - - - - -  

■泌尿器科
対象疾患:尿路系疾患、男性性器系疾患全般

泌尿器科では、尿路結石症についての入院が上位を占め、自然排石不可能なものに対しては、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。
2日間の入院治療で当日手術し翌日退院後の出勤も可能です。
一部の破砕困難例や下部尿管結石には、尿管鏡を用いた経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を併用することで、ほぼ全例の結石に対応可能です。
前立腺癌では、前立腺特異抗原(PSA)の測定により自覚症状を伴わない早期がんも診断可能となっています。
また、早期がんに対しては、膀胱癌、精巣癌、その他前立腺癌のみならず腎癌、腎盂尿管癌においても根治術を施行しています。
進行癌に対しては手術以外にも癌化学療法(一部は外来で)を施行しています。
なお、腹腔鏡による手術及び放射線治療には対応できませんので、他院を紹介させていただき連携を行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 11 - - - - 25 1 7
大腸癌 21 - - 11 - 29 1 7
乳癌 49 15 10 - - 17 1 7
肺癌 - - - - - - 1 7
肝癌 - - - - - 25 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

当院では、消化器内科と外科で胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科で肺癌を、外科で乳癌の患者さんを主に診療しています。特に乳癌では、早期であるStageⅠおよびⅡの患者さんの割合が高くなっており、積極的な手術治療を行っています。
胃癌、大腸癌では、通常のスクリーニング内視鏡から早期がんの発見に力を入れ、隙のない内視鏡診断を行うとともに、診断した早期がんに対しては、内視鏡下治療を行っています。また、外科では腹腔鏡下治療、外科的手術及び化学療法などあらゆるステージにおいて、患者・ご家族の希望に応えられるよう、ガイドラインに沿った手術・抗がん剤治療・緩和医療を切れ目なく行っています。
肺癌では、画像診断、肺機能検査、気管支鏡以外にも局所麻酔下胸腔鏡、CTガイド下肺生検などにより診断、診療を行っていますが、当院で診断確定となった症例はStageⅢ及びⅣの患者さんが多くみられます。
肝臓癌は治療後に再発することが多い病気です。当院では、腫瘍の悪性度、患者様の状態を考慮し、ガイドラインに沿って専門的見地から治療方針を決定し、消化器内科、外科で、経皮的に動脈塞栓術(TAE)、分子標的薬治療や外科的手術などの治療を行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
がん登録等の推進に関する法律(平成28年1月施行)により、全国の病院に登録が義務づけられた日本で現在最も多い5つの癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)の患者さんの人数を、病期ステージごとの症例数を集計しました。なお、再発がんは症例数のみを別に集計しています。
※UICCステージ7版(UICC病期分類)
国際対がん連合(UICC)によって定められた、①腫瘍の大きさと進展度(T)、②所属リンパ節への転移の状況(N)、③遠隔転移の有無(M)の3つの要素によって、0期、Ⅰ期(早期)からⅣ期(末期)までの病期(ステージ)に分類しています。(0期は公表対象外です)
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 29 9.24 55.14
中等症 52 20.27 80.71
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

患者数が最も多いのは、中等度の患者さんであり、重症の患者さんを含め、軽症の患者さんと平均年齢を比較すると高齢者の患者さんが多く、平均年齢も30歳近く高く、平均在院日数も長くなっています。
成人市中肺炎診療ガイドラインでは、軽症の患者さんは外来治療となっており、入院加療の適応ではないことがありますが、軽症の患者さんであっても、既往症や一人暮らしなど、自宅での生活環境などにより重症化が危惧される場合などで、医師の判断により入院治療を行っています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
成人(20歳以上)の成人市中肺炎(病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎)の人数を、日本呼吸器学会が刊行した『成人市中肺炎診療ガイドライン』に掲載されている、A-DROP(市中肺炎(CAP)の重症度分類)を使用し集計しました。
※ウイルス性肺炎や誤嚥性肺炎などは集計対象外です。
※10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 64 22.63 75.27 32.81
その他 12 19.08 65.67 16.67

急性期の脳梗塞による入院患者さんの分類にあたるため、ほとんどが脳神経外科、内科の入院患者さんになります。
入院経路としては、救急搬送による患者さんが多く、発症直後の救急隊からの速やかな受け入れと院内のスムーズな連携で早期に治療を開始しています。そのため、発症日から3日以内の患者さんが84.2%と多く、tPAによる血栓溶解治療やカテーテルによる血栓回収療法などを行い、継続的にリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。

【定義】
脳梗塞の分類にあたるICD-10コード(I63$)の患者さんを対象としています。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・ICD-10コード
疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)-第10回改定日本語版に基づいて、診断名を、アルファベットと数字でコード化したものです。
例えば、小脳梗塞では、「心原性小脳梗塞は I63.4 」に、「血栓性小脳梗塞は I63.3」のように小脳梗塞の原因によって分類されます。また、この分類は、人口動態統計や死因統計などの分類にも使用されています。
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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【内科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 233 0.67 1.34 0.00 65.55  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 67 1.22 1.97 1.49 67.49  
K708-3 内視鏡的膵管ステント留置術 29 7.07 8.66 3.45 60.10  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 25 4.80 23.76 0.00 75.56  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 23 0.65 1.91 0.00 63.65  

内科の消化器領域では、通常のスクリーニング内視鏡から早期がんの発見に力を入れ、隙のない内視鏡診断を行っています。
肝疾患、胆膵領域を得意としており、ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)下での内視鏡的な検査や治療を多く行っており、さらに、膵石に対するESWL(体外衝撃波結石破砕術)も施行可能です。
循環器領域では、虚血性心疾患及び末梢動脈疾患について、カテーテル検査治療を行い、全身の動脈硬化について評価・治療し、再発及び長期予後の改善に努めております。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。

【外科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 42 1.05 5.24 0.00 59.19  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 35 1.97 4.11 0.00 54.94  
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 25 1.04 4.44 0.00 73.96  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 17 3.94 12.88 0.00 67.59  
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの)) 16 0.94 5.75 0.00 54.13  

外科では、腹腔鏡下手術が増えており、胃、結腸及び直腸の悪性腫瘍手術、胆のう結石症、鼡径ヘルニア、虫垂炎(高度炎症症例を除く)などに対して多くの腹腔鏡下手術を行っています。
急性胆のう炎に対する緊急手術を麻酔科・消化器内科との連携で行っており、さらに創を小さく、少なくしていく取り組みを行っています。
また、乳腺悪性腫瘍手術では、乳房温存手術を中心にすえて、手術侵襲の軽減に努めています。形成外科と協調し、乳房再建を行っています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。

【整形外科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 64 2.84 33.92 35.94 75.48  
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 59 2.02 13.56 0.00 59.71  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕、下腿) 41 1.07 2.39 0.00 52.73  
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他) 34 1.50 5.29 2.94 44.74  
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 25 6.72 39.52 48.00 85.52  

高齢者に多い、大腿骨頸部・転子部骨折等の骨折観血的手術やスポーツ外傷の紹介症例も多く、各部位の骨折観血的手術多い症例となります。手外科、上肢外科の分野においては、関東の広い範囲の診療機関から患者様を紹介いただいております。
また、大腿骨頸部・転子部骨折等の症例については、当院治療終了後もリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っているため、転院率が高くなっています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。

【形成外科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2センチメートル以上4センチメートル未満) 11 0.00 1.18 0.00 54.73  
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹) 11 0.45 1.18 0.00 53.18  
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2センチメートル未満) - - - - -  
K333 鼻骨骨折整復固定術 - - - - -  
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) - - - - -  

外来手術では難しい、腫瘍径の大きい、皮膚・皮下・軟部腫瘍手術を入院手術で行っており件数の多い症例です。その他では、院内の各診療科との連携により、頭部外傷のうち顔面の複雑な骨折に対し整復術を行っています。
また、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会の、乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施認定施設となりましたので、外科と協調し腫瘍切除後の再建術も行っています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【脳神経外科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 - - - - -  
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(椎弓形成) - - - - -  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) - - - - -  
K080-42 関節鏡下肩腱板断裂手術(複雑なもの) - - - - -  

脳神経外科では、超高齢社会や、心筋梗塞や脳梗塞後の抗血栓療法を受けていらっしゃる方が増えるにつけ、慢性硬膜下血腫や頭部外傷後の正常圧水頭症を発症される方は増加傾向にありますが、手術で症状の改善が得られるため積極的に手術を行っています。
さらに、急性期の脳神経リハビリテーションに対応したスタッフを備えており、理学療法、作業療法、言語療養を行っていますが、継続的にリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。
脳腫瘍はてんかんや頭痛、めまいなどの精査で発見されることがありますが手術用顕微鏡と超音波エコーそして電気生理学的モニターを用いて安全な手術が可能となっており、脳神経外科学会の専門医・指導医手術にあたります。転移性脳腫瘍では、ガンマナイフや定位放射線治療が患者さんへの負担を減らし、また治療効果を期待できる場合がありますがその場合は都内の提携する施設と緊密な連携を取り、治療を依頼しています。
近年普及してきた脳血管内手術に関しては、東京女子医大からの派遣により、頭部血管狭窄のステント術、脳動脈瘤のコイリング術等を行っており件数も増えてきています。
また、脊椎脊髄疾患にあたっては、頚椎や腰椎の変性疾患に対する手術、胸腰椎圧迫骨折に対する骨セメント注入術などを行っています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【眼科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 247 0.00 1.02 0.00 75.54  
K279 硝子体切除術 - - - - -  
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない場合) - - - - -  
K2682 緑内障手術(流出路再建術) - - - - -  
K270 虹彩光凝固術 - - - - -  

超高齢化社会を迎えるにあたり、白内障を発生している人は増加しており、診断と治療に注力しております。白内障手術は、片眼ずつ1泊2日での短期入院での手術を原則としています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【耳鼻咽喉科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) - - - - -  
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -  
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) - - - - -  
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) - - - - -  
K407-2 軟口蓋形成手術 - - - - -  

慢性副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎などの副鼻腔疾患や習慣性扁桃炎などの咽頭疾患、声帯ポリープなどの喉頭疾患を中心に手術を行っています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です。
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【皮膚科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0022 デブリードマン(100平方センチメートル以上3,000平方センチメートル未満) - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

【泌尿器科】

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 44 0.25 1.34 0.00 57.57  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 31 3.19 10.45 0.00 76.45  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) - - - - -  
K7981 膀胱結石、異物摘出術(経尿道的手術) - - - - -  

症例数の多い尿路結石症については、自然排石できない症例に対して体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。2日間の入院治療で入院当日に手術し翌日退院予定のため退院後の出勤も可能です。一部の破砕困難例や下部尿管結石には、尿管鏡を用いた経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を併用することで、ほぼ全例の結石に対応可能です。
早期がんに対しては、膀胱癌、精巣癌、その他前立腺癌のみならず腎癌、腎盂尿管癌においても積極的に根治術を施行しています。

【定義】
診療科別に実施した手術について、手術術式のKコード(診療報酬点数表による)別に集計しました。
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・Kコード
診療報酬点数表の手術術式コード
・名称
診療報酬点数表の手術術式名称
・平均術前日数
入院日から主たるの手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数の平均値です。
・平均術後日数
主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)退院日までの日数の平均値です。
※地域包括ケア病棟へ転棟された患者さんは転棟の日までとなります。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・輸血関連、創傷処理、皮膚切開術、非観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術は集計対象外です。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 10 0.23
異なる 33 0.76
180010 敗血症 同一 12 0.27
異なる 37 0.85
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 28 0.64
異なる - -

播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症及び手術・処置等の合併症の症例数と発生率を集計しました。

播種性血管内凝固症候群では、入院契機病名と異なる33症例中の6例が悪性腫瘍を16例が胆道系やその他の感染症を契機として入院された患者さんです。敗血症では入院契機病名と異なる37症例は、尿路感染症や肺炎などの感染症を契機として入院しており、その他、癌や循環器疾患で入院した患者さんで、入院後も全身状態の悪化により播種性血管内凝固症候群や敗血症といった重症な病態と診断された患者さんです。
手術・処置等の合併症は、入院契機病名とDPCコード病名が同じ患者さんが28件と合併症を契機に入院が必要になった患者さんとなります。透析シャント狭窄が19症例と最も多くなっています。

【定義】
・平成30年4月1日~平成31年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類のうち病名をあらわす6桁を使用しています。
・入院契機とは、入院診療計画書の病名欄に記載されている病名をDPCコードで分類したものになります。
「同一」と「異なる」とは、退院時までに主として治療した傷病名が入院診療計画書の病名欄に記載された傷病名と同一であったか、または、併存症や入院後に新たに発症した「合併症(播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症など)」であったかを表しています。
・10症例未満は個人情報保護のため表示していません。

更新履歴

2019年9月30日  初版:平成30年度(平成30年4月1日~平成31年3月31日)の病院指標を公開しました。