平成27年度 独立行政法人地域医療機能推進機構東京高輪病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 11 55 215 300 468 548 764 1146 947 257

当院は、交通の要衝でもある品川駅から最も近い総合病院であることから、近隣の住民の皆様だけでなく、企業、公共諸施設やホテルなどからの患者様も多く、地域に根ざした「地域のための病院」を目指しています。
そのため、70歳代以上の患者数が全体の49.9%を占めていますが、20歳代~60歳代の働く世代の患者数も48.7%と同率となっています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象
・一般病棟に1回以上入院した患者を、入院した時点での年齢で集計しています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

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【消化器内科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 9.28 10.93 7.69% 71.13
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 30 7.63 7.91 0.00% 62.60
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2なし 22 9.18 9.26 0.00% 68.23

消化器内科対象疾患:消化管疾患、肝疾患、胆膵疾患消化器内科では、胆管炎を伴う胆管結石のうち、内視鏡的胆道ステント留置術や内視鏡的乳頭拡張術など、内視鏡を用いて結石を除去する治療法を多く実施しています。
また、消化管疾患では、大腸の憩室内(大腸粘膜の袋状の突起)に便を閉じ込め,炎症,感染,出血,破裂を起こすことによって症状を引き起こす憩室疾患や結腸への血流が一過性に減少することによって生じる虚血性大腸炎の治療目的の入院が多くを占めています。
その他、集計対象外ですが、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の患者数も164件と多くの症例を実施しています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・短期滞在手術入院に該当する検査・手術(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等)は集計対象外です。

【循環器内科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 152 3.18 3.07 0.00% 66.26
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 54 17.85 18.30 0.00% 83.07
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1-なし、1,2あり 手術・処置等2なし 52 4.25 4.87 0.00% 66.94

循環器内科対象疾患:狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症、不整脈、高血圧症、心不全など循環器内科では、心臓カテーテル検査・治療目的の入院が最も多く、循環器内科全患者数の42.2%を占めています。
心不全の治療目的の入院が2番目となり、平均年齢も80歳代と高齢者の入院が多くなっています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【呼吸器内科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 45 9.04 14.34 4.44% 66.73
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 22 29.82 21.69 22.73% 88.73
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 17.62 14.38 0.00% 76.15

呼吸器内科対象疾患:気管支喘息、肺腫瘍、閉塞性肺疾患、呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群 等呼吸器内科では、市中肺炎(細菌性肺炎など)や誤嚥性肺炎など、肺炎治療の患者数29.6%を占め、誤嚥性肺炎の平均年齢は88.7歳と高齢者が多く、当院の治療終了後に22.7%の患者さんが転院して治療を継続しています。
慢性閉塞性肺疾患は、かかりつけ患者さんの治療入院が多数を占めています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【腎臓内科(人工透析)】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx99000x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 16 15.75 13.64 6.25% 63.13
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病なし 13 1.23 2.54 0.00% 27.00
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 10 41.30 21.69 50.00% 87.40

腎臓内科(人工透析)対象疾患:腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎臓病腎臓内科(人工透析)では、腎センター(人工透析室)を併設しており、入院患者さんの多くが当院で維持透析を受けられている患者さんとなります。
最も多い慢性腎不全での入院は、末期腎不全による血液透析導入目的や検査のための入院となります。
維持透析中患者さんは高齢者の患者さんが多いため、誤嚥性肺炎を併発された症例についても腎臓内科の主治医が担当しています。
また、精神作用物質使用による精神および行動の障害とは、急性アルコール中毒で救急搬送された患者であり、積極的な救急患者の受け入れも行っています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【糖尿病・代謝内科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
100070xxxxxxxx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 30 17.83 15.35 0.00% 61.37
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病なし 10 1.10 2.54 0.00% 28.70
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -

糖尿病・代謝内科対象疾患:糖尿病、脂質異常症糖尿病・代謝内科では、糖尿病の教育入院や合併症のインシュリン注射療法入院、血糖値の高い患者さんのコントロール入院目的の症例が多くを占めています。
また、精神作用物質使用による精神および行動の障害とは、急性アルコール中毒で救急搬送された患者であり、積極的な救急患者の受け入れも行っています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【感染症内科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓または尿路の感染症 手術なし 21 14.00 12.60 0.00% 54.00
040080x099x0xx 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 17 6.59 14.34 0.00% 56.24
170020xxxxxx0x 精神作用物質使用による精神および行動の障害 副傷病なし 15 1.47 2.54 0.00% 34.67

感染症内科(総合内科)対象疾患:エイズ診療拠点病院、蚊バイ介感染者指定医療機関感染源のはっきりしない敗血症、不明熱、海外渡航後の発熱、下痢、発疹、HIV、梅毒などの性感染症耐性菌や真菌症、結核、非結核性抗酸菌症、寄生虫 などの疑われる症例感染症・総合内科では、入院時に発熱や炎症反応を認めるものの、原因がはっきりしない患者さんの入院を受け入れ、適確な診断・治療を行っています。
その結果、腎盂腎炎や尿路感染症などの感染症による入院が最も多く、細菌性肺炎などの肺炎が2番目となっています。
また、主に内科系救急疾患を担当しており、積極的な救急患者さんの受け入れも行っています。
精神作用物質使用による精神および行動の障害とは、急性アルコール中毒で救急搬送され入院治療が必要となった患者さんです。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【外科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 45 6.80 6.79 0.00% 50.96
060150xx03xx0x 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 副傷病なし 39 5.31 5.56 0.00% 36.05
060335xx0200xx 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 37 7.22 7.84 2.70% 56.14

外科対象疾患:消化器外科(食道、胃、大腸肛門、胆嚢、肝臓、膵臓など)、乳腺外科、下肢静脈瘤外科では、乳腺手術目的での入院が多く、よしもとブレストクリニック(吉本賢隆医師・港区赤坂)と手術連携をしており、毎週合同で手術を行なっております。
乳房温存手術を中心にすえて、手術侵襲の軽減に努めています。
希望の方は女性医師を指定することができます。
形成外科と協調し、自然で美しい乳房再建を行っています。
消化器疾患では、腹腔鏡手術が多くなっており、虫垂炎手術、胆嚢摘除術治療の入院が上位を占めています。
また、消化器、肝胆膵外科を専門に女性外科医が活躍しています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・短期滞在手術入院に該当する検査・手術(内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等、下肢静脈瘤切除術等)は集計対象外です。

【整形外科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 75 57.51 28.70 22.67% 82.60
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 37 12.65 5.70 0.00% 56.38
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 33 41.03 21.52 3.03% 76.58

整形外科対象疾患:外傷(骨折、神経損傷、筋腱損傷など)、運動器の変性疾患(変形性関節症、脊椎症、絞扼性神経障害など)、スポーツ外傷・障害、骨粗鬆症整形外科では、救急搬送や他院からの紹介による骨折の患者さんが多く入院しています。
高齢者に多い、大腿骨頚部骨折の手術目的や転倒、骨粗鬆症などによる胸腰椎圧迫骨折治療目的患者さんの入院が多くを占めていますが、スポーツ外傷の紹介症例も多く、前腕の骨折が2番目となっています。
また、股関節大腿近位骨折の症例については、当院治療終了後もリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど退院との連携も行っています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【脳神経外科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x099030x 脳梗塞(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2-3あり 副傷病なし 45 18.80 18.08 17.78% 67.40
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 31 11.13 10.02 3.23% 74.52
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 9.59 7.52 13.79% 56.10

脳神経外科対象疾患:脳血管障害(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍、頭部外傷(脳挫傷、頭蓋内出血)、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など脳器質的疾患、頭痛、痙攣、めまい、手足のしびれなど脳神経外科では、地元救急隊と密接に連絡を取り、他科の協力を得ながら救急医療に鋭意取り組んでおり症例としては、脳梗塞の患者さんが最も多く、発症直後の救急隊からの速やかな受け入れと院内のスムーズな連携で早期に治療を開始しています。
平均年齢も67.4歳であり、継続的にリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。
また、多くの頭部外傷のうち顔面外傷を伴うものに対しては、形成外科と協力して診療にあたっています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【形成外科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり 40 2.83 6.84 0.00% 46.85
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 17 3.47 6.14 0.00% 52.35
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1なし 16 6.75 5.96 0.00% 38.94

形成外科対象疾患:外傷(切創、擦過創、挫創、裂創、刺創、咬創など、軟部組織損傷一般)、熱傷、顔面骨折(前頭骨、眼窩骨、鼻骨、頬骨、下顎、上顎骨骨折など)母斑、良性腫瘍(粉瘤、脂肪腫、石灰化上皮腫、類皮嚢腫、耳下腺腫瘍、顎下腺腫瘍、舌下腺腫瘍)、血管腫、悪性腫瘍切除後の再建(乳房再建その他の即時 / 二次再建)、瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド、褥瘡形成外科では、皮膚の良性腫瘍の摘出術(その他の新生物)や軟部組織の良性腫瘍摘出術の手術目的の入院症例が多く、美容外科も担当する医師が手術を行っています。
また、救急医療にも積極的に対応していることから、鼻骨骨折や頬骨骨折などの顔面外傷の入院が多く占めていることから、平均年齢も若い患者さんが多く入院されてます。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【皮膚科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 36 8.58 8.97 0.00% 65.36
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし 12 14.75 11.97 0.00% 68.00
080100xxxxxxxx 薬疹、中毒疹 11 11.73 11.65 0.00% 47.82

皮膚科対象疾患:アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、帯状疱疹(ヘルペス)、熱傷、皮膚腫瘍(ほくろ、老人性ゆうぜい、粉瘤、前癌症など)、水疱症、ウィルス性発疹症、中毒疹、蜂か織炎、褥瘡 など皮膚科では、帯状疱疹での点滴治療目的での入院が全体の57.1%と半数以上を占めています。
急性膿皮症は、皮膚の深いところから皮下脂肪組織にかけての細菌感染症である蜂巣炎や丹毒などでの入院患者で2番目に多く、薬疹、中毒診と全身の皮膚疾患での入院となっています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

【泌尿器科】
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 手術・処置等1なし 副傷病なし 66 2.50 2.89 0.00% 54.41
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 38 8.89 7.59 0.00% 74.32
11012xxx99xx0x 上部尿路疾患 手術なし 副傷病なし 10 4.50 4.74 0.00% 53.30

泌尿器科対象疾患:尿路系疾患、男性性器系疾患全般泌尿器科では、尿路結石症についての入院が上位を占め、自然排石不可能なものに対しては、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。
2日間の入院治療で当日手術し翌日退院後の出勤も可能です。
一部の破砕困難例や下部尿管結石には、尿管鏡を用いた経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を併用することで、ほぼ全例の結石に対応可能です。
また、早期がんに対しては、膀胱癌においても積極的に根治術を施行しています。
その他、前立腺癌のみならず腎癌、腎盂尿管癌においても根治術を施行しています。
進行がんに対しては手術以外にも癌化学療法(一部は外来で)を施行しています。
【定義】
・平成27年4月1日~平成28年3月31日までに退院した患者を対象としています。
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類(14桁で分類)
・DPC名称
DPCコードの名称
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・平均在院日数(全国)
厚生労働省より公表されている平成27年度(平成27年4月1日~平成28年3月31日)の全国のDPC対象病院の在院日数の平均値です。
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類基準(※) 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 14 14 2 7
大腸癌 12 14 22 17 26 2 7
乳癌 40 24 14 12 2 7
肺癌 16 2 7
肝癌 35 2 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

がん登録等の推進に関する法律(平成28年1月施行)により、全国の病院に登録が義務づけられた日本で現在最も多い5つの癌(胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌)の患者さんの人数を、病期ステージごとの症例数を集計しました。
なお、再発がんは症例数のみを別に集計しています。
※UICCステージ7版(UICC病期分類)国際対がん連合(UICC)によって定められた、①腫瘍の大きさと進展度(T)、②所属リンパ節への転移の状況(N)、③遠隔転移の有無(M)の3つの要素によって、0期、Ⅰ期(早期)からⅣ期(末期)までの病期(ステージ)に分類しています。(0期は公表対象外です)
※10症例以下は個人情報保護のため表示していません。
当院では、消化器内科、外科で、胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科で、肺癌を、外科で、乳癌の患者さんを主に診療しています。
特に乳癌では、早期であるStageⅠおよびⅡの患者さんの割合が高くなっており、積極的な手術治療を行っています。
胃癌、大腸癌では、通常のスクリーニング内視鏡から早期がんの発見に力を入れ、隙のない内視鏡診断を行うとともに、診断した早期がんに対しては、内視鏡下治療を行っています。
また、外科では腹腔鏡下治療、外科的手術及び化学療法などあらゆるステージにおいて、患者・ご家族の希望に応えられるよう、ガイドラインに沿った手術・抗がん剤治療・緩和医療を切れ目なく行っています。
肺癌では、画像診断、肺機能検査、気管支鏡以外にも局所麻酔下胸腔鏡、CTガイド下肺生検などにより診断、診療を行っていますが、当院で診断確定となった症例は転移を伴うStageⅣの患者さんが多くみられます。
肝臓癌は治療後に再発することが多い病気です。当院では、腫瘍の悪性度、患者様の状態を考慮し、ガイドラインに沿って専門的見地から治療方針を決定し、消化器内科、外科で、経皮的に動脈塞栓術(TAE)、ラジオ波焼灼療法(RFA)、分子標的薬治療や外科的手術などの治療をおこなっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均在院日数 平均年齢
重症度 0 29 9.07 50.34
重症度 1 36 10.19 75.61
重症度 2 18 18.50 78.28
重症度 3
重症度 4
重症度 5
不明

成人(20歳以上)の市中肺炎(病院外で日常生活をしていた人に発症する肺炎)の人数を、日本呼吸器学会が刊行した『成人市中肺炎診療ガイドライン』に掲載されている、A-DROP(市中肺炎(CAP)の重症度分類)を使用し集計しました。
※ウイルス性肺炎や誤嚥性肺炎などは集計対象外です。
※10症例以下は個人情報保護のため表示していません。
患者数が最も多いのは、重症度1であり、重症度0と平均年齢を比較すると高齢者の患者さんが多く入院しています。
重症度2になると平均在院日数も重症度0と重症度1が1日であるのに比べ、18.5日と退院まで約2倍の入院日数となっており入院が長期化しています。
成人市中肺炎診療ガイドラインでは、軽症の患者さんは外来治療となっており、入院加療の適応ではないことがありますが、軽症の患者さんであっても、既往症や一人暮らしなど、自宅での生活環境などにより重症化が危惧される場合などで、医師の判断により入院治療を行っています。
重症度3以上の患者さんは10症例に満たないため表示していません。

脳梗塞のICD10別患者数等

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ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 12 3.50 76.58 0.00%
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内 95 25.94 70.92 24.21%
その他 17 24.65 66.76 23.53%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内
その他
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内
その他

脳梗塞の分類にあたる患者さんを、ICD-10コード別に分類しました。
・ICD-10コード疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)-第10回改定日本語版に基づいて、診断名を、アルファベットと数字でコード化したものです。
例えば、小脳梗塞では、「心原性小脳梗塞は I63.4 」に、「血栓性小脳梗塞は I63.3」のように小脳梗塞の原因によって分類されます。
また、この分類は、人口動態統計や死因統計などの分類にも使用されています。
・平均在院日数(自院)
入院から退院までの日数の平均値
・転院率
該当する患者数のうち、当院から他の病院に転院して継続治療をすることとなった患者数の割合です。
・10症例以下は個人情報保護のため表示していません。
急性期の脳梗塞による入院患者さんの分類にあたるため、ほとんどが脳神経外科、内科の入院患者になります。
I63$(脳梗塞)に分類される症例が多く、75%を超える割合となっています。
入院経路としては、救急搬送による患者さんが多く、発症直後の救急隊からの速やかな受け入れと院内のスムーズな連携で早期に治療を開始しています。
継続的にリハビリが必要な患者さんについてはリハビリテーション専門病院へ紹介するなど他院との連携も行っています。
また、症例数は10症例に満たないものの、将来の脳梗塞の原因となる頚部の内頸動脈狭窄症(I65.2)(脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、脳梗塞に至らなかったもの I65$に分類)に対し、その発見と治療(手術のほかカテーテルによるステント留置術)に取り組んでいます。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)

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【消化器内科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 135 0.54 1.11 0.74% 64.14
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 30 4.30 13.03 16.67% 77.10
K6871 内視鏡的乳頭拡張術 16 2.88 6.63 6.25% 70.69

消化器領域では、通常のスクリーニング内視鏡から早期がんの発見に力を入れ、隙のない内視鏡診断を行っています。
胆膵領域では、超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS=FNA)を導入し、より確実な診断を行っています。
ERCPでも大結石に対する大バルーンを用いた乳頭拡張術などの工夫により、ほとんどの胆管結石を1回の手技で完全に除去するなど、斬新な治療を用いた取り組みを続けています。

【循環器内科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 39 3.08 2.23 0.00% 67.97
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他のもの) 11 2.00 1.36 0.00% 66.36
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) 10 0.00 15.20 0.00% 60.10

虚血性心疾患及び末梢動脈疾患について、カテーテル検査治療を行い、全身の動脈硬化について評価・治療し、再発及び長期予後の改善に努めております。

【外科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 54 2.20 5.96 1.85% 58.35
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 36 0.44 3.92 0.00% 35.81
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 36 1.17 4.50 0.00% 52.28

外科で手術症例の多い乳腺悪性腫瘍手術では、乳房温存手術を中心にすえて、手術侵襲の軽減に努めています。
形成外科と協調し、自然で美しい乳房再建を行っています。虫垂炎は高度炎症例を除き、腹腔鏡下手術を原則としています。
胆嚢結石症は腹腔鏡下を基本とし、さらに創を小さく、少なくしていく取り組みを行っています。

【整形外科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨, 上腕, 大腿) 81 4.56 45.51 20.99% 74.80
K0462 骨折観血的手術(前腕, 下腿, 手舟状骨) 48 1.94 16.50 0.00% 56.06
K0463 骨折観血的手術(鎖骨, 膝蓋骨, 手(舟状骨を除く,) 足, 指(手 足) その他) 35 2.37 18.23 0.00% 55.11

大腿骨頸部・転子部骨折等の骨折観血的手術が1番多い症例となります。
手外科、上肢外科の分野においては、関東の広い範囲の診療機関から患者様を紹介いただいております。

【脳神経外科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫洗浄・除去術(穿頭による) 27 2.30 11.48 3.70% 74.93
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの)
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの)

脳神経外科では慢性硬膜下血腫・脳挫傷などの頭部外傷を積極的に治療しています。
慢性硬膜下血腫と正常圧水頭症は高齢者に多い疾患ですが、手術で症状の改善が得られるため積極的に手術を行っています。

【形成外科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) 22 0.23 1.45 0.00% 44.14
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩, 上腕, 前腕, 大腿, 下腿, 躯幹) 16 0.56 1.81 0.00% 52.13
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) 12 0.17 2.33 0.00% 70.33

皮膚・皮下・軟部腫瘍手術、眼瞼下垂症手術が入院手術で件数の多い症例です。
全国平均在院日数以内に退院可能であった患者の割合は、98.7%でした。

【眼科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 343 0.00 1.02 0.00% 75.45
K2682 緑内障手術(流出路再建術)
K274 前房、光彩内異物除去術

高齢化に伴い、白内障を発生している人は増加しており、診断と治療に注力しております。
白内障手術希望の方専用の紹介予約枠を設けております。

【泌尿器科】
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 67 0.30 1.36 0.00% 54.91
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他のもの) 41 2.41 7.39 0.00% 73.80
K783-2 経尿路的尿管ステント留置術

症例数の多い尿路結石症については、自然排石できない症例に対して対外衝撃波結石破砕術(ESWL)を施行しています。
一部の破砕困難例や下部尿管結石には、尿道鏡を用いた経尿道的尿路結石破砕術(TUL)を併用することで、ほぼ全例の結石に対応可能です。
早期がんに対しては、前立腺癌・腎癌・腎盂尿管癌・膀胱癌においても積極的に根治術を施行しています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

(ファイルをダウンロード)

DPC
傷病名
入院契機
症例数
発生率
130100
播種性血管内凝固症候群
同一
異なる
180010
敗血症
同一
18
0.37%
異なる
54
1.10%
180035
その他の真菌感染症
同一
異なる
180040
手術・処置等の合併症
同一
23
0.47%
異なる
12
0.25%

播種性血管内凝固、敗血症、真菌症及び手術・処置等の合併症の症例数と発生率を集計しました。
敗血症で入院契機病名と異なる54症例中、23症例が胆管炎や尿路感染などの感染症を契機として入院した患者さんでした。
手術・処置等の合併症は、透析シャント狭窄が7症例と最も多く、手術創部の感染、ペースメーカー、植えこみ後のカテーテルの感染などの入院患者さんでした。
【定義】
・DPCコード
診断群分類を表すコードです。病名・病状別(手術・検査・処置等の治療方法)に定められた分類のうち病名をあらわす6桁を使用しています。
・入院契機とは、入院診療計画書の病名欄に記載されている病名をDPCコードで分類したものになります。
「同一」と「異なる」とは、退院時までに主として治療した傷病名が入院診療計画書の病名欄に記載された傷病名と同一であったか、または、併存症や入院後に新たに発症した「合併症(播種性血管内凝固、敗血症、 真菌症など)」であったかを表しています。
・10症例以下は個人情報保護のため表示していません。

更新履歴

2016年9月30日 初版:平成27年度の病院指標を公開しました。