緩和ケアチーム

緩和ケアとは

緩和ケアとは、患者さんとご家族のクオリティー・オブ・ライフ(生活の質)を維持し向上することを目的に、がんなどの難病に対する医療の早期から提供される治療とケアです。

病気そのものやその治療に伴う「からだのつらさ」「こころのつらさ」に対して積極的で継続的な緩和治療・ケアを提供することで、患者さんが前向きにがんとつきあい、納得した医療を受けられるよう、希望を支えて行きます。

緩和ケアチームとは

緩和ケアは患者・家族を中心に様々な職種が集まり、チームとして関わることが肝心です。緩和ケアチーム(palliative care team)とは、医師・薬剤師・看護師をはじめ、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどが主治医、病棟看護師と協力して働く専門のチームです。

当院での沿革

東京高輪病院では、2009年10月より緩和ケアチームを立ち上げ活動を開始しています。

当院は港区在宅緩和ケア推進協議会と連携しています。

当院には緩和ケア病棟はありませんが、各一般病棟や地域包括ケア病棟で出来る限りのケアが提供出来るよう取り組んでいます。

近隣のがん拠点病院より紹介を受け、継続したケアを行なっています。

活動内容は

  • 薬剤師が痛み止めの処方を受けている患者さんを中心に、スタッフから状況を伺い、緩和チームとしてアドバイスします。又、主治医や病棟看護師が緩和ケアチームのサポートが必要とした際、相談を受けて話し合いをもったり患者さんのもとに伺います。
  • 院内スタッフがより緩和ケアを理解し、充実したケアを提供出来るよう、勉強会の企画運営を行なっています。